構成が大事って聞くけど、どう作ったらいいの?!
文章構成の考え方なんて、初心者は分からないですよね。しかし構成は記事品質を左右する一番のポイント。
書き方に悩むあなたに向けて、本記事で簡単な構成の考え方を解説します。
筆者が実際に行う方法を紹介するので、実績があるやり方です。
記事を読めば、次の記事からすぐに取り組めますよ。
最初に結論から。構成はキーワードを含みつつ、見出しを活用して組むと書きやすいです。
早速解説していきます。
Youtubeでも解説しています⇩
構成は文章の書き方の指針になる
品質の高い記事は、ほぼ構成で決まります。といってもピンとこないですよね?
具体的に例を見てみましょう。「web ライター 向いてる人」で執筆するとします。
- Webライターが向いてる人とは
- Webライターは楽しい
- Webライターで稼ごう!
- Webライターが向いてる人とは
- Webライターは向いてる人しか稼げない?
- こんな人はWebライターに向いてない
読まれない記事構成は、話がチグハグで違和感を感じるでしょう。
一方で、読まれる記事は内容に一貫性があり、違和感がないはずです。
構成が整っていないと読者にストレスを与えてしまい、記事離脱の原因を作ってしまいます。
読まれる文章構成|筆者がおさえる書き方のポイント
ではどうしたら、読者が読み進める記事が書けるでしょうか。ポイントを2つ紹介します。
- 読者が見出しを見て内容を理解できる
- 読者の疑問の答えが最初にある
- リード文とつながっている
読者が見出しを見て内容を理解できる
読者が読み進める文章構成は、見出しを見たら内容が理解できることです。
見出しで内容がわかる記事は、構成がしっかりしている。理由は見出しは文章の骨格になるからです。
例えば、先ほど紹介した読まれる記事の構成、こちらはそのまま見出しとして活用できます。
- Webライターが向いてる人とは
- Webライターは向いてる人しか稼げない?
- こんな人はWebライターに向いてない
これら見出しを見るだけで「Web ライター 向いてる人」について書かれてる、と感じますよね。
読者が「Web ライター 向いてる人」という悩みを解決してくれると感じ、記事を読み進めるはずです。
読者の疑問の答えが最初にある
読者の疑問を最初に答えることも大切です。
というのも、ネットの記事はじっくり読まれません。
あなたも疑問を検索するとき、答えてくれなそうな記事はすぐ離脱しますよね?そのため文章構成の最初で、読者の悩みに答える必要があります。
紹介したこちらの構成でも、Webライターに向いてる人はどんな人か、最初に答えています。
- Webライターが向いてる人とは
- Webライターは向いてる人しか稼げない?
- こんな人はWebライターに向いてない
このとおり最初に結論を答えて、その後補足の情報を付け足していくと読まれやすいです。
リード文とつながっている
リード文からのつながりも大事です。
理由は、読者は記事をクリックして最初にリード文を見るから。
リード文を読んで「続きも見てみよう!」と感じても、リード文と構成がつながっていなければ疑問を持たれます。疑問を持つ読者は離脱の原因に。
そのためリード文につながるよう、構成を考えましょう。
リード文については、別記事で詳細解説しています。興味あれば、ぜひご覧ください。
≫超読まれるリード文の書き方
文章の構成の書き方5ステップ|筆者が実践する方法
具体的な書き方の紹介です。筆者が実際に行う方法を解説します。
この通り進めれば、クライアントに喜ばれる記事になりますよ。
- 読者を想定する
- キーワードからニーズを考える
- 競合調査をする
- 結論もしくは共感を最初に見出し(H2) を決める
- H2の詳細説明になるH3を決める
読者を想定する
案件によりますが、多くの案件で読者の指定がないです。そんなときは、自分で読者の想定が必要。読者を想定することで、特定の人に刺さる執筆ができます。
ネット上の記事は、万人に向けて書く必要はありません。
ターゲットを絞ると読者が減るように思えますが、ネットの読者は非常に多いので問題なし。また特定の読者に絞ることで、心に響く記事になり離脱を防ぐことができます。
以上のことから、読者の想定が最初に必要です。
キーワードからニーズを考える
次にキーワードからニーズを考えましょう。ニーズとは読者が必要とする回答。
顕在ニーズと潜在ニーズの2種類が存在します。
顕在ニーズとは、読者がすぐ解決したい悩み。
例えば「Web ライター 向いてる人」であれば、どんな人が向いてるのか知りたい、これがすぐ解決したい内容です。顕在ニーズはキーワードからすぐに思いつきます。
潜在ニーズとは、読者もまだ気づいてない、心の奥にある悩み。
「Web ライター 向いてる人」なら、どうしたら向いてる人になれるのか、そもそも向いてないと稼げないのか、などです。
キーワードを見て考える必要があり、正解は何個も存在します。
ニーズを考えることで、記事構成に何を含めるかが決まる。考えないと、読者の悩みに答える記事にはなりません。
そのためニーズを考えることは、読まれる記事にするために重要です。
競合調査をする
ニーズを考えよう、といっても初心者はすぐに思いつかないですよね。一方で、ベテランでも正しいニーズを自分で考えるのは難しいです。
そこでおすすめが競合調査。実際にキーワードを検索して、上位5記事ほど見ます。
「Web ライター 向いてる人」で検索すると、このような結果が表れます。
見ていくのは見出し。見出しを見れば、ニーズと答えが何か分かります。
試しに1記事目を見ると、ニーズと答えのヒントが見つかりました。
面倒と感じる方は、ラッコキーワードもおすすめです。ラッコキーワードの見出し検索を使えば、上位記事の見出しが一覧で見れます。
リサーチの詳しいやり方は別記事で解説しています。こちらもぜひご覧ください。
≫誰でも簡単にリサーチができる方法
結論もしくは共感を最初に見出し(H2)を決める
ニーズを考え競合調査もしたら、さっそく見出し(H2)を活用して構成を考えます。
結論はすでに解説のとおり、読者はすぐにでも悩みを解決したいので必要。共感については、読者に寄り添う記事が必要なら、最初に共感を持ってくるのがおすすめです。
紹介した「Web ライター 向いてる人」の構成では、最初に結論として向いてる人の特徴を解説。
- Webライターが向いてる人とは
- Webライターは向いてる人しか稼げない?
- こんな人はWebライターに向いてない
もし共感が必要なら、このように追加するとよいでしょう。
- 初心者はWebライターに向いてるか気になる
- Webライターが向いてる人とは
- Webライターは向いてる人しか稼げない?
- こんな人はWebライターに向いてない
結論や共感が最初にあることで、読者の心をつかむ離脱の少ない記事になります。
H2の詳細説明になるH3を決める
さいごに詳細説明をH3に含めましょう。「Web ライター 向いてる人」では、以下のとおりH3を決めました。
- Webライターに向いてる人の特徴3選
- 文を書くことに何も感じない人
- 自分の成長を楽しめる人
- 孤独が気にならない人
- Webライターの実態は?向いてる人しか稼げない?
- 日本人の識字率が高いから
- ライティングスキルを鍛えれば稼げる
- こんな人はWebライターに向いてない
- 楽な仕事がいい
- 文章を書くことが嫌い
- そもそもライターをやる気がない
- まとめ|最初からWebライターに向いてる人はいない
H3を決めるのは難しくありません。H2の詳細を2〜5つ追加していけばよいです。
なお完成版の記事はこちらで公開しています。実際にどんな記事に仕上がったか、興味あればご覧ください。
初心者が間違える文章の構成の書き方
さいごに初心者が間違えやすい構成を解説します。これらが合致すると、読者に読まれないので注意してください。
- 構成に一貫性がない
- 順番が読者にとって理解しづらい
- 内容が漏れている・ダブっている
構成に一貫性がない
構成に一貫性がないと、読者に読まれません。冒頭で紹介した例が参考になります。
- Webライターが向いてる人とは
- Webライターは楽しい
- Webライターで稼ごう!
「Web ライター 向いてる人」というキーワードにも関わらず、「楽しい」「稼ごう」など関係ない項目がありますね。おおげさに見えますが、初心者ではありがちです。
一貫性がないと読者に疑問を与えてしまうので、関連する内容にして一貫性のある構成にしましょう。
順番が読者にとって理解しづらい
構成の順番によって、読者の読みやすさは変わります。
例えば読まれる構成として紹介した順番を逆にすると、以下になります。
- こんな人はWebライターに向いてない
- Webライターは向いてる人しか稼げない?
- Webライターが向いてる人とは
Webライターに向いてる人を早く知りたいのに、向いてない人を最初に紹介されるのは、ちょっと違うなと感じますよね。
構成を逆にしただけなのに、これだけ違和感を与えてしまいます。
順番は読者の読了を左右するため、気をつけて執筆しましょう。
内容が漏れている・ダブっている
内容がもれていたり、ダブっているのも注意してください。
「Web ライター 向いてる人」であれば、Webライターに向いてる人は絶対に解説が必要です。ここが漏れていたら100%読まれません。
また向いてる人という項目がダブっていると、読者に違和感を感じさせます。
例えば、
- Webライターが向いてる人とは
- Webライターに適した人材
- Webライターは向いてる人しか稼げない?
- こんな人はWebライターに向いてない
分かりやすい例ですが、1と2がダブってますね。
しかし中には、よく見るとダブっていることもあるので、注意して執筆しましょう。
まとめ|文章構成の書き方は初心者の最初の壁!
最後までご覧いただきありがとうございました。
文章構成は初心者にとって最初の試練かもしれません。というのも最初に考える項目だからです。
でもやったことないと分からないですよね。何事も経験しないと分からないことだらけ。
当時の記事を読み返すと、全然まとまってなくて恥ずかしい思いでいっぱいです。
本記事ではかなり詳細に解説しました。初心者でもすぐに取り入れられるでしょう。
これからもライターに役立つ知識を共有していきます。ご期待ください!