どうやって記事を書いたらいいか分からない!
Webライターを始める初心者主婦の最初の悩み。記事なんて書いたことないから、どう書いたらいいか分からないですよね。
Webの記事には独特な書き方があります。知らずに書くと案件は獲得できません。
本記事では記事の書き方に迷うライター初心者の主婦に向けて、書き方を7つのステップにわけて分かりやすく紹介します。僕がやっている方法なので、信頼性があるやり方です。
はじめに結論から。初心者ライターがすべき書き方は、まず想定読者を決めること、構成を先に考えることです。
では詳細解説していきます。
ライター初心者が記事を書くときに抑えるポイント
ライター初心者だと、何をどうしたらいいのか分からないですよね?初めて挑戦することです、気持ちはよく分かります。
ライターとして記事を書くには、抑えるポイントがあります。これら4つを意識しましょう。
- 読者の想定が必須
- 読者の悩みを解決することが最優先
- 読まれる構成を知る
- 誤字脱字・冗長表現を無くす
読者の想定が必須
Webの記事には想定読者が存在します。万人向けには記事は書きません。
理由は万人に向けた文章は、内容が薄くなるからです。
例をあげると「投資は大事ですよ」と万人に発信するより、
こう発信すると、読者はサラリーマンに限定されますが、彼らには印象深い言葉になりますよね?このように読者を想定することで、合致する読者にしっかり記事を読んでもらえます。
クライアントは読まれる記事がほしいので、想定読者を設定することはライターとして必須です。
読者の悩みを解決することが最優先
想定読者を決めたら、次に考えることは「読者の悩みは何か」です。
想像してみましょう。みなさんも日々ネットを使うと思います。ネット検索をするときってどんな状況ですか?ほとんどの場合、疑問や悩みを解消するために検索していると思います。
例えば主婦の場合「冬で乾燥してるから手が荒れて困る……何か手荒れが解消できる方法ないかな」
そう思って検索する人もいるでしょう。
- なぜ乾燥すると手が荒れるのか
- 手荒れにはハンドクリームが必要
- おすすめのハンドクリーム10選
読者が抱える悩み「手荒れ」に対して理由と解決策を提示し、悩みを解決していますよね。
Web上の読者は悩みや疑問を解決するために「検索」という行為を行います。そのため記事は悩み・疑問を解決することが必須で、解決できる記事をライターは求められるのです。
読まれる構成を知る
想定読者を決め悩みを解決する記事を書いても、読みにくい文章は読まれません。
みなさんも「この記事なんか読みにくいな」と感じた経験ありませんか?思いつかなくても経験しているはずです。なぜなら人が検索行動を行うとき「合わない」と思ったページは1秒以内で離脱される、というデータがあるからです。
とはいえ、どうしたら読まれる文章になるか分からないですよね?安心してください。本記事でしっかり解説します。
大切なのは最初に結論を伝え、読者を離脱させないことです。検索で訪れる読者は忙しい人が多いです。
悩みが解決できないと感じると、一瞬で離脱されてしまう。そのため、最初に結論から伝えるのが効果的です。
より具体的には、次の章で文章の型を紹介します。
誤字脱字・冗長表現を無くす
最後に誤字脱字・冗長表現を無くすこと。
誤字脱字は分かりますよね。文字が間違っていると、読者は記事の信憑性を疑います。
冗長表現とは、長ったらしい文章です。
例えば「ライターは、文章の型を知らないと成り立ちません」という文章。シンプルで分かりやすいですよね。
しかしこう書いたらどうでしょう。
ライターは、文章をどう書くかという型を理解していないと成り立たないと、わたしは感じています。
「くどい!」そう思いませんか?
文章が大袈裟に感じると思いますが、書き手は陥りやすいんです。
理由は文章を書くとき、頭で考えながら書くから。読者は単純に文を読むだけですが、ライターは考えながら書くので、文が長くなりがちなんです。
どう解決できるか、文章を書いたあとに添削すること。「推敲(すいこう)」と呼ばれる作業です。読者として推敲することで、冗長な表現に気づくことができます。
初心者のライターでもすぐ真似できる書き方7ステップ
お待たせしました。本題の初心者に向けて、記事の書き方を7つのステップで紹介します。
- ペルソナの決定・確認
- キーワードからニーズを考える
- 記事構成を考える
- 関連キーワーを調べる
- 競合調査をする
- “PREP法”を使って執筆する
- 文章を推敲する
ペルソナの決定・確認
Webの記事は「誰に読んでほしいのか」という読者の想定が必要です。
理由は解説したとおり、読者を特定することでより悩みを解決しやすいため。
とはいえ、どうやって決めるの?やったことないと分からないですよね。
例えば副業系の記事なら
子育てがひと段落して、お小遣いを稼ぎたい30代後半主婦
英語学習なら
外資系に就職して英語が必要となった、20代前半の男性
などです。どこかにいそうですよね?「どこかにいそう」ここがポイント。
特に身近な存在であれば、イメージがはっきり湧くので記事も書きやすくなります。
知人などをイメージしながら、なるべく詳細に設定するようにしましょう。
キーワードからニーズを考える
次に検索キーワードからニーズを考えましょう。
検索は悩みや疑問を解消するための行為です。必ず解消したいニーズが存在します。
例えば、「主婦 3万円 副業」だとしましょう。
解消したい疑問は「主婦が月3万円稼げる副業」のはずです。しかしこれではまだ浅い。もっと深いところに潜在的な悩みがあるはず。
主婦は毎日忙しいですよね。忙しい中、パートに行くなど時間を取られる仕事は避けたいはず。できれば「手軽に稼げる」ほうがいいんです。
そのように想定していくと、「主婦が月3万円稼げる副業が知りたい」が悩みではなく、「主婦が在宅で、すきま時間に月3万円稼げる副業が知りたい」が本当のニーズだと分かるでしょう。
潜在的なところも含めニーズを考えることで、想定した読者に寄り添う文章になります。
そのためキーワードからニーズを考えるのがとても重要です。
記事構成を考える
読者のニーズを考えたら、具体的に記事構成を作りましょう。と言っても、記事構成なんて考えたことないですよね。
記事構成を考えるコツは、見出しを活用することです。例を紹介して解説します。
「主婦 3万円 副業」のニーズ「主婦が在宅ですきま時間に月3万円稼げる副業が知りたい」を記事として書くとしましょう。見出しを活用した構成の一つの例です。
- 副業で月3万円稼ぎたい主婦が増えている
共感を呼び読者の心をつかむ
- 主婦が月3万円稼げる副業10選
すきま時間に稼げる、手軽な在宅の仕事を10個紹介
- 一番のおすすめは xxx
10選から決められない主婦に対して提案
- 主婦が副業をするときに気をつけるべきこと
副業に対するリスクの解説、また解消方法も提示
最初に共感を呼ぶ文章を書きます。想定した読者「主婦」、女性は特に共感を得たいと考えることが多い。共感を呼ぶことで、読者の早期離脱を防ぐ記事になります。
次に結論、「主婦が在宅で、すきま時間に月3万円稼げる副業が知りたい」に対する答え、副業10選の紹介です。選択肢を提示することで、自分に合う副業は何かとじっくり読んでくれるでしょう。
しかしたくさん紹介すると、何がいいか迷う主婦もいるはず。
そこでクライアントの要望に沿った副業やサービスを推します。そうすることで迷う読者を誘導でき、希望のサービスに申し込んでもらえるでしょう。
「でも副業を始めても大丈夫なのかな?」副業の不安が解消できない読者に、具体的なリスクの提示と解消方法を解説します。この章があることで、不安が解消できるだけでなく、記事に信頼を持ってもらえ、最後まで読んでもらうことができます。
この通り共感を呼んで読者の心をつかみ、すぐ結論を伝えて悩みを解決。それでも解決できない潜在的な悩みについても具体的に提示し、解消方法を提示すれば、最後まで読んでもらえる記事になります。
関連キーワーを調べる
さらによい記事にするため、関連キーワードも調べましょう。関連キーワードとは、対象のキーワードに関連するキーワード。
例えば「主婦 3万円 副業」を検索してください。出てきた記事をクリックして検索結果に戻ります。そうすると「他の人はこちらも検索」という項目が現れ、関連するキーワードを表示してくれます。
構成に入れられるキーワードを探しましょう。例として「月3万 副業 データ入力」を選んだとします。
- 副業で月3万円稼ぎたい主婦が増えている
- 主婦が月3万円稼げる副業10選
- 月3万円稼ぐ副業で、おすすめしないのは「データ入力」
- 一番のおすすめは xxx
- 主婦が副業をするときに気をつけるべきこと
データ入力で月3万円稼げるのか、と悩みを持つ読者に対しても、回答を提示することができます。
競合調査をする
記事構成が固まったら、全体の半分は終わりです。しかし一点、気をつけることがあります。
他にも同じような記事を書いた競合がいる可能性があること。
Webの記事に重複は認められません。真似せずとも、似たような内容になると、クライアントから仕事を打ち切られてしまいます。
確認する方法は簡単。対象のキーワードを検索し、上位5位までの記事をチェックすることです。チェックして似た内容にならないようにしましょう。
PREP法を使って執筆する
最後に本文です。決めた構成をPREP法を用いて執筆しましょう。
PREP法って何?
疑問を持つあなたに解説します。
PREP法は、誰でも論理的に文章を書ける執筆方法の一つです。
- P: Point(伝えたいポイント)
- R: Reason(ポイントに至る理由)
- E: Example(理由を補足する説明、経験談や例えなど)
- P: Point(最後にポイントを強調)
実は本記事のほとんどの文章は、PREP法で書かれています。
例えば、こちらの文章。
- Point
-
Webの記事では読者に読まれる執筆を心がけるのが重要
- Reason
-
なぜなら記事を読む読者は、悩みや疑問をすぐ解決したいため、イマイチと思われるとすぐ離脱されるため
- Example
-
あなたも日々調べごとをするとき、微妙に思ったらすぐに他の記事を探しに行きますよね
- Point
-
そのため読者に読まれる記事を執筆することが、非常に重要です
「PREP」の流れに従って書くだけで、非常に論理的に書けることが分かるでしょう。
ほとんどの文章で活用できるので、ぜひPREP法を意識して執筆してください。
ライター初心者が陥りがちな書き方の注意点
最後にライター初心者が陥りがちな、書き方の注意点を解説します。
紹介する項目は筆者である僕も気をつけていることです。ぜひ参考にしてください。
- 同じ語尾は2回まで
- キーワードに関係ないことは書かない
- 100点を追い求めない
同じ語尾は2回まで
僕が一番気をつけているポイントです。同じ語尾は最大で2回まで。同じ語尾が3回以上続くと、文章がとても幼稚に見えてしまいます。
実際に例を見ると分かりますが、
Webライティングは読者の悩みや疑問を解決する内容が必須です。なぜならWebの記事は検索行為によって読まれるもので、読者は悩みを解決するために読んでいるからです。
もし悩みが解決できない内容であれば、記事に価値はないです。理由は読者がすぐ離脱してしまうからです。そのため読者の悩みや疑問を解決する記事を書くことが必要です。
いかがでしょうか?ちょっとわざとらしく「〜です」で統一しましたが、幼稚に見えますよね。
この語尾、書き手はかなり頭を使います。特に初心者は内容を考えるだけでも大変なのに、語尾にも気を使うなんて大変でしょう。
僕も毎回頭を使いながら、なるべく違う語尾になるよう調整して書いています。
そう聞くと難しく感じるでしょう。安心してください。
語尾にはたくさんのバリエーションがあり、慣れると自分なりのルールができます。ルールができれば従うだけなので、まずはバリエーションを増やし、記事を書いて慣れるようにしてください。
キーワードに関係ないことは書かない
キーワードに関係ない内容を書いてしまう、こちらも初心者がやりがちです。
初心者は内容をまとめきる力が足りません。
これも書きたい、あれも書きたい
そう考えてるうちに、どんどんキーワードから外れた内容を書いてしまう。僕も過去に何度もありました。
例えばキーワードが「Webライター 主婦 始め方」だとして、最初はどう始めるか書いたとしましょう。
しかし途中で「クラウドソーシングに登録が必要だから、クラウドソーシングの登録方法や使い方も明記しよう」
他にも全く関係ない内容にそれてしまう、なんてこともあるでしょう。
キーワードに対して適切な内容にするためには、文章の構成を最初に決めることが大事です。
構成を最初に考えて、キーワード(読者のニーズ)に答える内容になっているか見極めてください。構成を先に考えることで、記事全体の軸が定まり、あとは本文を書くだけで記事が仕上がります。
100点を追い求めない
最後に100点を求めないこと。100点って求めたらキリがないんですよ。
書いてるうちに「こうしたい、でもここがこうだから……うーんどうしよう」と行ったり来たりします。ある程度、執筆経験が進むと陥りやすいです。
しかし初心者のうちに、100点の記事を一発で書くことは不可能です。今まで200記事以上書いている僕でも、一発で100点の記事は取れません。それだけ難しいのです。
自分の「こうしたい」は一旦置いといて、読者の悩み・疑問を解決できる記事になっているかに集中してください。
どれだけ自分なりの100点を追いかけても、読者に読まれなければ意味はありません。全てのベースは「読者の悩みを解決する」ことに主眼をおいて、関係のないことなら後回しにしましょう。
まとめ|初心者ライターが書き方で迷うのは当たり前
最後までご覧いただきありがとうございました。
ここまで初心者が効率的に記事が書ける方法や、陥りやすい注意点を解説しました。
誰でも、最初は文章を書けません。僕もそうでした。
当たり前です、だって書いたことないんですもの。やったことないことは誰でもできないです。
文章だから「書ける」って思いがちですが、人生で文章を書くなんて、ほとんどないんですよ。あっても学生時代の作文程度でしょう。
学生時代の論文や、会社でのプレゼン資料などは経験があるかもしれませんが、あれは記事ではなく説明文です。
記事は人の心を動かすもの。そんな文章を書いたことある人は、ほとんどいませんよ。
なので今がスタートライン!AIが進化してる昨今ですが、心のこもった文は人間でなければ書けません。そして誰でも、学習を積み上げれば書けるようになります。
これからも主婦に向けて、ライターで3万円稼ぐコツを発信していきます。
次回の記事もお楽しみに!